鉄道に関する動画・情報、つれづれなる駄文



2009年12月13日

映画「ジャライノール」鑑賞。





中国鉄の一部で話題になっていた映画「ジャライノール」
誘われて見に行きました。中国インディペンデント映画祭2009
開幕を飾る一幕にして、本邦初公開。今日が初日なので
紛れもなく日本初公開の上映回となりました。

ガイドブックとか無いので資料についてはこのあたり参照願います。

http://cifft.net/programs.htm

http://www.filmfestivalrotterdam.com/en/film.aspx?ID=9b319506-19f7-4a4a-a270-1448d8f56155

http://houhendai.blog62.fc2.com/blog-entry-345.html

130人収容の狭い会場で、白川先生とばったり(笑)

絶対一人は知り合いが居るに違いないと思ってはいたが、そーきたか。

※白川先生は → のような本をいろいろ執筆され、
 先日NHKの世界の鉄道特集でもコメンテーターとして
 博識振りを披露されておられました。

先生は先月の下旬に2週間に渡り中国各地のSLを訪問されたとかで
非常に面白い物を見せてもらいましたが、まあこちらでの紹介は
あえて避けることにいたしましょう。







12/16 追記
コメント欄にご記帳頂いている通り、
会場にもう一人、TADA様がご来場されておりました。
白川先生から教えていただいたのですが、すっかり人違いしてしまい
あえて言及を差し控えていたのですが…ああ恥ずかしい。



公開初演ということで、趙曄(Zhao Ye)監督が来場され、簡単な挨拶。
1979年生まれとのことで、私より若い。それでこの題材とは渋すぎる。

さて私は今作に関しては映画祭プログラムの簡単なストーリー解説しか
予備知識を持たず、ドキュメンタリー映画と勝手に思い込んでいたがために、
完全なる敗北を喫しました。

すなわち、恐らく監督がもっとも描写したかった部分であろう、
弟子と師匠の心理描写を含めて2人を連綿とつづったシーンで
爆睡してしまいまして(恥)

なので私の感想は当てにならないと思ってください。

なにしろ最前列付近に陣取っていたものですから、
これが講演会だったら監督の面目丸つぶれではないですか。

眼前の相手がスクリーンで本当によかった。

ストーリー紹介にもあるとおり、ジャライノール炭鉱で働いていた
鉄道員2人が炭鉱を後にして町に向かうという内容なので
途中でSLがまったく出てこなくなってしまうんですね。

心理描写というか、いかにもメタファーと思われる長回しカットが多用され、
芸術作品としての色合いが強いみたいです。

私は金払って映画見るのは判りやすいものばかり、
大体が戦争だのアニメだのアクションばかりですから。

そんなわけなので私は場違い甚だしい。しかし後の祭り。


とはいえ、フォローにもなりませんが、
冒頭の上遊型蒸気機関車が織り成す煙の世界に圧倒される。

機関車が走る線路が表舞台とするならば
我々鉄道マニアはSLしか追いかけないが為に、
未だ目にすることの無い、(そもそも許可が出ないと入れない、)
舞台裏の光景が淡々と映し出されます。

(エンドロールを見る限り、実際に炭鉱鉄道の施設を借りて撮影されたと思われる)

クレーンで舐めるように撮られた、機関庫内部のSY型のカッコよさといったらもう…

印象深いシーンはいくつもあるのですが、
信号手の弟子が貨車の上に乗っかって誘導してるところを、
最後尾の機関車からの視点で追うシーン。
うねる貨車の動きがパンフォーカスで撮られていて絶品。
これはまさに樺南で3年前撮ろうとして失敗に終わった光景そのもの。

※鉄道ファン以外の方だと判りづらいので補足説明しますと、
普通は機関車が先頭に立って引っ張りますが、
ここではスイッチバックといって頻繁に進行方向を変えるため
機関車が引っ張ったり後ろから押したりを繰り返して急斜面を
登っていくんです。

あと夕闇の中、シルエットで抜いた煙とSLをバックに
自転車で踏み切りを渡るシーンとか、いつかはと思い描いていながら
技量と運の無さで撮れない光景でありました。



上映後、監督の口から聞けた興味深い話としていくつかここに記しますと、
撮影は2008年の冬に行われ、撮影中最低気温は零下39度に達したということ。
ということは私が訪問した時期と大差ないらしい。

映像の中では蒸気機関車の数が少なめに見えたのと、
登場人物の吐く息がそれほど寒そうには見えなかったので
私はてっきり2009年の春口だと思っていたのですが。

ジャライノールを舞台に選んだのは、構想としては前からあったのだが
2007年に撮影を予定していた黒龍江省の森林鉄道が撮影不可能となり、
この地のSL運転が今年終了してしまうということを聞きつけて
その前に撮影を済ませておきたいという事情があったからだとのこと。

その話を聞いて黒龍江省の森林鉄道として真っ先に思い浮かんだのは
先週行ったばかりの樺南ですが、厳冬期は運休するものの今でも
普通に走っていますから、最近話を聞かない興隆鎮かもしれない。
葦河が復活したのは2006年の秋ですし…案外スイリンだったりして。
でもチャーターで動かしている実績があるので、真相は謎のまま。

まあ勝手なことを書きましたが、ついに最前線から離脱したジャライノールのSLの姿を
銀幕の中に永遠に残してくれた監督に心より感謝したいと思います。

そして、願わくば再上映の機会を…

(どうも私は30分近く記憶を失っていたようで…)

あ、今月の23日にももう一度上映がありますね。

でも白川先生いわく、この日に見ようとしている中国鉄道ファンが
かなり多いらしいのと、個人的に日程がよろしくないので
自粛しようと思いますが、
もう一度スクリーンの中のSY型機関車に会いに行きたいな。



最後に、監督の映像美とは比べ物になりませんが
私が撮影したジャライノールの風景をどうぞ。(以前にも紹介しましたけど)



監督と同様、HDVで撮影しました。
やはり厳冬期でのテープ式の信頼性は素晴らしい。



あ、書き忘れましたが、映画見た後は御徒町に直行して
先日の写真展の打ち上げ兼忘年会なんぞを行いました。
急いでいたもので白川先生には声かけそびれて申し訳ない。
▼投票していただけるとやる気が上がるとか上がらないとか…
鉄道コム
にほんブログ村 動画紹介ブログ 乗り物動画へ にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道動画へ にほんブログ村 ネットブログ YouTubeへ blogram投票ボタン
ランキング参加中

posted by いそはち at 02:12 | Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


この記事へのコメント
会場ではゆっくりご挨拶もできず失礼しました。
けっこうみなさん寝ていたようで(笑
30分寝ていてもストーリー理解は変わらないと思います。
私もいつ話が動き出すのかと思いつつ見ていました。
Posted by TADA at 2009年12月15日 19:57
以前お会いしたのは老辺餃子館でしたっけ。
今度またご一緒いたしましょう。

ストーリーが希薄であることは
監督直々に仰っていましたね。

機関車絡みの描写については唸らされました。
絶対にNGカットが大量にあると思うんで、
鉄道マニア向け特別再編集版を希望したいところです。
Posted by いそはち at 2009年12月16日 00:19
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/135480249
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

映画ジャライノールと写真集ゆる鉄
Excerpt: 東中野の映画館「ポレポレ東中野」で本日から行われた企画上映会「中国インディペンデ
Weblog: 本日の無駄使い
Tracked: 2009-12-13 15:05
画面上にマウスを移動すると現れる矢印をクリックすると 内容が切り替わります。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道動画へにほんブログ村

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。